建設業株の特徴

日本株の33業種

日本国内の建設業は好景気な時は需要が高まり

受注が増える傾向があります。

また国や地方自治体と密接に関わっており公共のものをメンテナンスや

建て替えをすることによって利益を上げている側面もあります。

あと人の手がかかるところが大きい業種なので人件費の高騰も利益を圧迫する原因になるでしょう。

建設業における為替変動の影響

昨今の国内建設業は海外で大規模プロジェクトを行っていることも多く為替により

大きく利益が変動する銘柄もあります。

円高の場合

メリット

  • 輸入資材の価格低下: 海外から輸入する資材や建設機械の価格が下がり、コスト削減につながります。
  • 海外プロジェクトのコスト削減: 海外でのプロジェクトにおいて、現地通貨建ての費用を円換算する際に、円高であれば円換算額が減少し、コスト削減につながります。

デメリット

  • 輸出競争力の低下: 海外への建設サービス輸出において、円高は価格競争力を低下させる要因となります。
  • 海外売上高の目減り: 海外での売上高を円換算する際に、円高であれば円換算額が減少し、売上高が目減りする可能性があります。

円安の場合

メリット

  • 輸出競争力の向上: 海外への建設サービス輸出において、円安は価格競争力を高める要因となります。
  • 海外売上高の増加: 海外での売上高を円換算する際に、円安であれば円換算額が増加し、売上高が増加する可能性があります。

デメリット

  • 輸入資材の価格上昇: 海外から輸入する資材や建設機械の価格が上昇し、コスト増加につながります。
  • 海外プロジェクトのコスト増加: 海外でのプロジェクトにおいて、現地通貨建ての費用を円換算する際に、円安であれば円換算額が増加し、コスト増加につながります。

日本を代表する建設業8社

鹿島建設 (1812)

  • 事業内容: 土木、建築、海洋開発など国内外で幅広く事業を展開するスーパーゼネコン。
  • 強み: 技術力が高く、大規模プロジェクトの実績が豊富。
  • 特徴: リニア中央新幹線など、国家プロジェクトにも参画。
  • https://www.kajima.co.jp/

大林組 (1802)

  • 事業内容: 土木、建築、不動産開発など。
  • 強み: 環境技術に優れ、サステナビリティに配慮した建築を得意とする。
  • 特徴: 東京スカイツリーの建設にも携わった。
  • https://www.obayashi.co.jp/

清水建設 (1803)

  • 事業内容: 土木、建築、不動産開発など。
  • 強み: 独自の技術開発に力を入れており、超高層ビルや免震建築に強みを持つ。
  • 特徴: 創業以来、誠実な企業姿勢を貫いている。
  • https://www.shimz.co.jp/

大成建設 (1801)

  • 事業内容: 土木、建築、不動産開発など。
  • 強み: 海外展開に積極的で、アジアを中心に実績を重ねている。
  • 特徴: 都市再開発や環境関連プロジェクトにも注力。
  • https://www.taisei.co.jp/

竹中工務店

  • 事業内容: 建築(設計・施工)を主体とし、土木や不動産開発も手がける。
  • 強み: デザイン性に優れた建築物を数多く手がけており、文化施設や商業施設に強みを持つ。
  • 特徴: 職人育成にも力を入れており、技術力の高さに定評がある。
  • https://www.takenaka.co.jp/

長谷工コーポレーション (1808)

  • 事業内容: マンション建設に強みを持ち、大規模マンション開発を多数手がける。
  • 強み: 設計から施工まで一貫して自社で行う体制を持ち、コスト競争力がある。
  • 特徴: 累計供給戸数は日本トップクラス。
  • https://www.haseko.co.jp/hc/

大和ハウス工業 (1925)

  • 事業内容: 住宅、商業施設、物流施設など幅広い分野で事業を展開。
  • 強み: プレハブ住宅や軽量鉄骨住宅など、多様な住宅を提供。
  • 特徴: 海外展開にも積極的で、アメリカやアジアに進出している。
  • https://www.daiwahouse.co.jp/

積水ハウス (1928)

  • 事業内容: 住宅、マンション、リフォームなど。
  • 強み: 独自の技術やデザイン性を追求した住宅を提供。
  • 特徴: 高品質な住宅を提供することに定評があり、顧客満足度が高い。
  • https://www.sekisuihouse.co.jp/

建設業の5年のチャート推移

日本取引所グループの業種別 建設業の5年チャートを見てみましょう。

コロナショックの後そこを打ったものの

ずっとヨコヨコの状態が続いたものの

2022年後半から日本が低金利だったことや

日本の都心の不動産市況が良くなったことにより上昇を続けています。

まとめ

建設業セクターは景気敏感株として扱われていて好景気の時は

需要が増えやすいが景気が悪くなると需要が減ってしまう部分もあります。

特殊な特徴として大きい災害被害があると一時的に利益が増える場面もあります。

大きな特徴として金利上昇に弱いという面があります。

理由は住宅ローンや借入コストが上昇してしまうというところがあります。

近年日銀が追加の利上げに向かっている中

向かい風になりそうな業種になると思います。

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