世界で進むガソリン車規制の緩和トレンド──出遅れ感あり?日本の高配当自動車部品株5選

色々な関連銘柄

こんにちは、管理人です。

2025年12月16日、欧州委員会が2035年のエンジン車新車販売禁止方針を事実上撤回する発表を行い、世界の自動車業界に衝撃が走りました。 CO2排出量を2021年比90%削減目標に緩和し、条件付きでガソリン車・ハイブリッド車の販売継続を認める内容です。

これにより、EV一辺倒の流れにブレーキがかかり、内燃機関やハイブリッド技術に強い日本企業全体に追い風が吹いています。 ただ、トヨタなどの完成車メーカーはニュース直後に株価が急騰しており、すでに市場に織り込まれつつある印象です。

そこで今回は、出遅れ感が残る自動車部品メーカーに注目。 エンジンやトランスミッションなどの部品需要が長期間安定する可能性が高く、業績下支えが期待できます。 高配当で株主還元も魅力的な銘柄を5つ選んでみました。 (配当利回りは2025年12月17日時点の参考値。最新情報はご自身で確認ください)

1. デンソー(6902)

  • 予想配当利回り:約3.1~3.3%
  • なぜ儲かりそうか 世界最大級の自動車部品メーカー。エンジン制御や熱マネジメントシステムに強み。規制緩和でハイブリッド・エンジン車が続く限り、部品供給が安定。EV部品も手掛けるが、短期では従来技術の需要継続がプラス。業績堅調で増配余地もあり。

2. アイシン(7259)

  • 予想配当利回り:約2.4~2.5%
  • なぜ儲かりそうか トランスミッションやブレーキシステムの大手。トヨタグループの中核で、ハイブリッド向けAT(オートマチックトランスミッション)のシェアが高い。規制緩和でマルチパスウェイ戦略が再評価され、部品受注増が期待。PBRも低めで割安感あり。

3. 日本精工(6471)

  • 予想配当利回り:約3.5%前後
  • なぜ儲かりそうか ベアリング世界シェアトップ。自動車用ベアリングはエンジン・シャシー部品に不可欠で、ガソリン車継続が直接プラス。EV向けも開発中だが、規制緩和で従来車向けの高利益部品が息を吹き返す可能性大。安定高配当の代表格。

4. 日本特殊陶業(5334)

  • 予想配当利回り:約3.8%
  • なぜ儲かりそうか スパークプラグ(点火プラグ)で世界シェアNo.1。ガソリンエンジン車が禁止されなければ需要維持。セラミック技術でEV電池関連も進めるが、短期ではエンジン車継続が収益下支えに。高配当継続で投資家人気。

5. ジェイテクト(6473)

  • 予想配当利回り:約3.0%前後
  • なぜ儲かりそうか ステアリングシステムや駆動部品大手。ハイブリッド・エンジン車の駆動系部品に強み。規制緩和で自動車生産台数の下振れリスクが減り、部品納入が安定。トヨタグループで連携強く、業績回復基調。

まとめ:完成車は織り込み済み?部品株の仕込み時かも

EUの大幅緩和発表からまだ1日。完成車株は急騰しましたが、部品株は相対的に出遅れ感が残っています。 今後も各国で現実的な政策修正が進む可能性が高く、内燃機関関連部品の需要は当面続くでしょう。

上記5銘柄は配当利回り3%前後の高配当ゾーンが多く、規制緩和の恩恵を長期で受けやすいです。 ただ、為替変動や原材料高、EVシフトの長期リスクなどは残ります。 投資は自己責任で、最新ニュースをチェックしてください。

このトレンド、どう思われますか? 完成車より部品株の方が面白いかも?コメントお待ちしています! (参考:日経新聞、Reuters、会社IRなど)

免責事項: 本記事は情報提供目的で、個別銘柄の売買推奨ではありません。 投資判断はご自身でお願いします。

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