ROAとは総資産資産利益率という財務指標のことで、その企業が持っている資産から
どれだけ効率的に利益を上げられているかを指す指標です。
製造業など大規模な設備投資が必要な業種はROAが低くなりがちで、IT系企業など設備投資が少ない業種はROAが高くなる傾向があります。
計算方法
計算方法 | 計算式 | 説明 |
---|---|---|
基本計算式 | ROA = (利益 ÷ 総資産) × 100 | 利益には主に当期純利益を使用 |
計算例
トヨタの2023年度の決算から計算します。
基本計算式の場合
- トヨタの2023年度の純利益は、約4兆9500億円
- 総資産が、90兆1142億円
- これで計算すると、4兆9500億÷90兆1142億=0.0549
- 0.0549に100をかけて%に戻すので、0.0549×100=5.49
- トヨタ2023年度のROAは5.49%となります。
※分解計算式というのもあって、売上高利益率(売上高に対する営業利益の割合を表し、本業での収益力を示します。)と総資産回転率(総資産がどれだけ効率的に売上高を生み出したかを表します。)を割り出して、計算する方法もあるのですが、少し複雑になってくるのでここでは、省きます。
まとめ
詳細な計算方法は、こういう計算式で、割り出している
というのを知ってもらいたいということだけなので、
IRBANK: https://irbank.net/
このサイトの過去の決算をチェックというところを見れば
ROAの項目があるので、そこをチェックしてください。
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