一般的に水産農業は内需株と扱われていて海外の景気より
日本自体の景気に売り上げが左右されると言われています。
しかしながら今は海外にも販路を広げている企業も多いのでディフェンシブ銘柄として購入する場合は
海外売り上げ比率を見る必要があるでしょう。
水産・農業における為替変動の影響
水産・農業セクターは、為替レートの変動によって大きな影響を受ける可能性があります。
輸出への影響
- 円安: 円安になると、海外市場において日本産の水産物や農産物の価格競争力が高まります。これは輸出量の増加や輸出額の増加につながり、水産・農業セクターの収益向上に貢献する可能性があります。
- 円高: 円高になると、海外市場において日本産の水産物や農産物の価格競争力が低下します。これは輸出量の減少や輸出額の減少につながり、水産・農業セクターの収益悪化を招く可能性があります。
輸入への影響
- 円安: 円安になると、海外から輸入する水産物や農産物の価格が上昇します。これは国内の食品価格上昇につながる可能性があります。また、飼料や肥料などの輸入コストが増加し、国内の生産コスト上昇を招く可能性もあります。
- 円高: 円高になると、海外から輸入する水産物や農産物の価格が下落します。これは国内の食品価格低下につながる可能性があります。また、飼料や肥料などの輸入コストが減少し、国内の生産コスト削減に貢献する可能性もあります。
日本の代表的な水産・農業企業6社
水産
- 日本水産 (1332): 水産事業の最大手。漁業、養殖、加工食品など幅広い分野で事業を展開しています。https://www.nissui.co.jp/
- マルハニチロ (1333): 水産加工食品に強みがあります。缶詰や冷凍食品など、多様な商品を展開しています。https://www.maruha-nichiro.co.jp/
- 極洋 (1301): 冷凍マグロの取り扱いで高いシェアを誇ります。https://www.kyokuyo.co.jp/
農業
- サカタのタネ (1377): 種子や苗の開発で高いシェアを誇ります。https://corporate.sakataseed.co.jp/
- ホクト (1379): きのこ栽培で高い技術力を持っています。https://www.hokto-kinoko.co.jp/
- 雪国まいたけ (1375): マイタケ栽培でトップシェアを誇ります。https://www.maitake.co.jp/
水産農業の5年のチャート推移
日本取引所グループの業種別 農業・水産業の5年チャートを見てみましょう。

コロナショック時の2020年には激しく落ち込んだものの
その後の日本や外国の物価上昇に伴い上昇し続けています。
まとめ
水産農業は内需株に分類されておりまだまだ国内売り上げが多いので
ディフェンシブ株として扱ってもいいと思います。
ですが外部から素材や餌などを輸入している場合があるので極端な円安は厳しいセクターです。
コメント